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高校野球 で大切な身体づくり、押さえておくポイントとは
運命のドラフト会議2018
広島カープは1位指名を抽選で報徳学園高校の小園海斗内野手を獲得しましたね。
走攻守が揃った高校球界屈指のショートで守備に関してはプロより上手いとされています。
身長が178cm 体重78kg はバランスのとれた身体で立ち姿勢もキレイですね。
見た目からも体幹の強さを感じますが、このバランスを保ったまま、プロでも伸びていって欲しいと思います。
高校野球をしている親御さんから、よく受ける質問なのですが、「監督から身体づくりでプロテインを飲んで筋力をドンドンつけて太りなさいと言われているのですが、太らせた方が良いのですか?」と度々聞かれます。
確かに質量が上がればパワーは上がるので、打った時の飛距離は延びるでしょう。しかし、それはバットに当たった時の話であってバットに当たらない事には何の意味もありません。
コレには、既に検証結果が出ています。まだ清原が西武に居た西武黄金時代に、デストラーデという3年連続で本塁打王を獲得した外国人助っ人がいました。
デストラーデの腕は女性のウエストくらいあると言われ、そのパワーがホームランを量産しているのだろうと、当時のプロが、こぞってウエイトトレーニングで腕や脚の筋肉を太らせた結果、殆どの選手が成績を落としてしまいました。
何が起こったのかと言うと、体幹の強さは変わらないのに、腕や脚の筋量だけがあがって身体が重くなり、支えきれなくなってしまった結果、かえって身体のキレを失ってしまっていたのです。
デストラーデ選手は腕や脚のパワーだけでなく、強靭な体幹を持ち合わせていたので、キレのあるバッティングができていたんですね!
イチローは逆にウエイトトレーニングを辞めて、成績を伸ばした選手です。マシントレーニングをしている姿がテレビなどで写し出されますが、アレはストレッチマシンでウエイトトレーニングではありません。
このように、野球の競技特性を考えた場合、体重を増やすよりもボディーコントロールが優先されるべきであると言えます。もちろん当院でも結果を出しているのは体幹トレーニングや関節可動性の改善を優先して行っている選手で、走攻守そろって成績が向上しています。
イチローも何度も言っていますが、筋トレをすると身体のキレが無くなり打率も下がってしまう。ですが、今も野球界ではウエイトアップが主流になっています。
なので、自分だけが体幹トレーニングや関節可動改善をすれば、ライバルを出し抜く事も可能なのです。
筋力トレーニングは体幹トレーニングで鍛えた後に、自体重を使ったトレーニングに抑えるべきでしょう。
良い結果を出すには、正確に身体を動かすことのできる能力を手に入れる事が大切で、正確に動かす感覚を手に入れるように惰性の100回よりも正確に動かす10回の方が重要になります。
わからない事は、気軽に聞いて下さいね。
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